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結婚を考えてるけど、このまま病棟で働くのは大変そうだなあ。
私は結婚を機に老人ホームで働き始めて、産休・育休を取得しました。
結婚を考えた時、どのような選択肢があるのかみていきましょう。
結婚をして家庭をもつと、夫婦の時間が欲しいと思ったり、妊娠を希望する場合はどう働くべきか考えると思います。
タップできるもくじ
結婚を考えだしたら検討すること3選
結婚を意識したらパートナーと話し合うべき事、3選を紹介します。
実際に話してみると、意外と考えが違ったり、相手の頼もしい一面を知ることができるかもしれません。
検討①子どもを希望するかどうか
まずお互いが子どもを希望するか検討します。
子どもがいない場合の生活は時間やお金にもゆとりがでます。
仕事をする場合も自由度が高くなります。
子育てには様々な喜びや学びがありますが、同時にお金もかかります。
小学校から大学まですべて公立に通った場合の教育費は約750万、すべて私立なら2000万ほどかかると言われています。
教育費をどのくらい用意するか、子どもは何人欲しいかなど、おおまかに考えておくとよいと思います。
検討②仕事をするかどうか
次に専業主婦(夫)か夫婦共働きかを考えます。
結婚を機に退職することのメリットはパートナーとの時間をゆっくり楽しめる、結婚や新生活の準備に余裕がもてる事です。
デメリットとしては自分の収入がなくなる、社会と関わる機会が減るということがあげられます。
現在の仕事を継続することもできますし、退職後しばらくゆっくりして、家庭と両立できる職場に転職することもできます。
子育てを希望する場合は妊娠前から働くか、子育てが落ち着いてから働くかも検討します。
検討③仕事をする場合はどのように働くか
夫婦共働きの場合は、家庭との両立をしながらどのような働き方がしたいかを考えます。
看護師で考えなければいけないのは夜勤です。
夜勤をするメリットは、給料が高くなる事、平日に自分の時間が増えることです。
デメリットは家族とすれ違いの生活になる、生活が不規則になりやすい事です。
夜勤だけでなく、残業や休日出勤はどの程度にしたいのかもあわせて検討しましょう。
勤務中の職場で続けたい場合は、希望すれば日勤専従や、外来勤務になれるかなども調べてみましょう。
子どもが3歳未満の場合は短時間勤務ができますし、小学1年生になるまでは夜勤免除が希望できます。
職場によっては短時間勤務や夜勤免除の期間を延長しているところもあるので、人事に確認してみましょう。
また親がご飯を作ってくれたり、子どもの世話をしてくれるなどサポートがあれば、共働き家庭には心強いです。
家庭をもつと、家事の時間が増えて時間が足りないと感じたり、家族との時間を確保したいと感じるなど、結婚前と生活が大きく変わります。
転職を考える場合は、家庭との両立ができるよう、時間に余裕をもった働き方ができるところがおススメです。
その理由は、残業の少ないところ、慌ただしくない職場のほうが心に余裕をもてるからです。
家に帰っても仕事のことを考えないといけない、持ち帰りで作業があるとなれば大変です。
仕事でストレスが多ければ大切な家族にも、やつあたりしてしまうかもしれません。
また家族との予定があって自由に残業や休日出勤ができない事もあります。
そのため、自分がどのような職場で働きたいのか考える必要があります。
看護師だからこそ選択肢が多い
今まで頑張って獲得した知識や技術はあなたのものになっています。
看護師として一人前になったあとは、無理しすぎずのんびり働くことを選択してもよいと思います。
看護師の需要は多く、転職に困ることは少ないからです。
私の場合は、不特定多数の患者が来院する大きな病院より、決まった入居者とだけ接触する方が感染の面でも安心だと思い老人ホームでの正社員を選択しました。
他にもパートで午前中だけ、週3回だけなどの働き方もできます。
もちろん結婚後もどんどんキャリアを積んで、看護師としてスキルアップをしていきたいという方には病院がおすすめです。
コロナで大変な状況の中、病院で働いて下さっている医療従事者を尊敬していますし、頭が下がります。
ただ看護師を必要としているのは病院だけではないので、どこで働いても誰かの助けができます。
一生懸命勉強して、辛い実習も乗り越えてとった素晴らしい資格です。
せっかくの資格を生かして、自分の理想に合わせた職場を選択しましょう。
仕事をしたら産休・育休はとれるの?
産休・育休は雇用されている会社に提出することで休業が認められる制度です。
産休は申請すれば誰でも取得できます。就職してすぐに妊娠した場合でも大丈夫です。
双子以上の場合は出産予定日14週間前から取得できます。
出産予定日より出産が早ければ、産前休業は短くなりますし、遅ければ延長されます。
産後6週(42日)以降は本人が申請し、医師が認めた場合は就業できます。
出産手当金‥勤務先の健康保険に加入していれば、給料の約2/3ほどが手当としてもらえます。
出産一時金‥出産した場合に一児につき一律42万が支給されます。
育休は男女ともに取得できますが、取得できるかには決まりがあります。
①~③にあてはまる方は育休がとれます。
①同じ会社で1年以上雇用されている
②子どもの1歳の誕生日以降もひきつづき雇用されることが見込まれる
③所定労働日数が週3日以上であること
また1歳になっても保育園に入れず預け先がない、などの場合には最長2歳まで育休が延長できるようになりました。申請には市役所の証明の提出が必要です。
育児休業給付金‥育休開始から180日目(約半年)までは給料の67%、180日以降は給料の50%が支払われます。
たとえば月に20万の給料があった場合、おおよその出産手当金は43万円、こどもが1歳になるまでの育児休業給付金は総額120万ほどもらえます。もちろん出産一時金の42万円ももらえますよ。
仕事をしていなければ、全員に給付される出産一時金だけなのでその差は大きいですね。
産休・育休の期間や給付金ってどうやって計算するの?
産休・育休の期間や給付金って実際どれくらいもらえるのか気になりますよね。
そんな計算をしてくれる便利な無料ツールがありますので紹介しておきます。
私も妊娠中にこのツールを使って、おおよその手当を計算してニヤニヤしていました(笑)
詳しい取得要件なども書いてありますので、よろしければ参考にして下さい。
150万円以上の差はすごいですよね。
子どもが産まれると何かとお金も必要になります。
妊娠を望む場合は、結婚前から子育てしやすい職場をみつけて働いておくのが私のおススメです。
転職して新しい職場に慣れるのにも数ヶ月かかります。
育休の取得前に仕事を覚えて戦力になっていれば、職場復帰後も慌てず働けます。
同僚との信頼関係もできていれば、子育てへの理解も得られやすくなりますよ。
育休が終わったあと、時短勤務で働くポイントについてはこちらで紹介しています。
【育休明けのママの働き方は?】時短勤務で子育てと両立するポイント
まとめ
結婚を考えたら検討すべきことを紹介しました。
看護師という資格をもっているだけで、転職はかなり有利になります。
看護師の転職サポートを無料でしてくれる会社もたくさんありますよ。
仕事をしていれば、妊娠したあとの産休・育休制度は手厚いです。
産休に入る前に1年以上勤務していれば、産休・育休・時短勤務の全ての権利がもらえる事が多いです。
転職は大変なこともありますが頑張った分、もらえるものは大きいですよ。
未来の選択肢を増やすためにもパートナーとじっくり考えてみて下さい。
パートナーと幸せな家庭が築けるよう、私も陰ながら応援しています。